みなさんのなかには、ひとことで「試験機」といってもピンとこない方もいるかもしれません。
ここでは、高速回転・燃焼試験機が必要とされる産業分野と技術開発の仕組みをわかりやすくご紹介します。
POINT 1
私たちの身のまわりで暮らしを支える機械のなかには、回転エネルギーや熱エネルギーによって仕事をさせることや発電するなど多彩な分野に活用している”回転機械”というものがたくさんあります。たとえば、自動車であればハイブリットカー/電気自動車の駆動モーター・ターボチャージャー、航空機であればエンジン・プロペラ、家電であれば掃除機・エアコン・CDプレーヤーなど数えたらキリがありません。
発電においては高い温度のガスを回転体に流してあげることによって、より多くの発電と高い効率を実現できます。
POINT 2
このような回転・熱のエネルギーを活用した回転機械は、新技術開発にともない高速回転化が進んでいます。
これらの回転機械は、高速回転をさせることで小型・軽量化はもちろん、仕事率やエネルギー回生率の向上を図れますが、遠心力が上がることや内外からの熱による材料強度低下などの懸念があり、単純な強度評価のみならず耐久疲労性能も含めた複合的な強度評価を行わなければなりません。また、省エネや環境負荷低減に寄与すべく設計で得られた所定の性能を満足しているかを試験により実測することで、製品の品質が保証されます。
POINT 3
高速回転・燃焼試験機を専門に開発している私たちはこの分野で唯一のメーカーであり、市場はニッチともいえます。
しかし、それゆえに大手企業はもちろん、誰もが手をつけられない分野でもあります。
一方で、技術ならびに製品の開発工程に試験は必要不可欠であり、試験機の需要は確実にあります。
お取引先はひとつの業界に限らず、自動車・鉄道・家電・航空宇宙・産業機械・化学プラント・環境ビジネス・建築土木など、多くの分野で需要があります。
ニッチでありながら産業を選ばず、よって景気に左右され難く、さらに需要が絶えないという極めてユニークで安定した地位を確立しています。
POINT 4
試験なくして新しい技術が生まれることはなく、新しい技術が生まれなければ未来が生まれることもありません。
私たちの仕事は「試験」という側面から未来のゆくえを担っているのです。
誰もが未だ見ぬ次世代の製品やその技術を目のあたりにして働くことは、迫力や刺激があり大きなモチベーションになります。
このように、私たちの試験機は研究開発の段階で欠かせない「試験」の工程で活用されており、さまざまな産業の技術の進化を支えています。
技術者にとっては自分が本当にやりたい仕事が見つかる職場です。
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